参考文献:正調琉球民謡 三線入門
手習い 沖縄の三線
三線の置き方
自宅では三線立てやケースなど三線の置き場所は決まっていて事故は滅多に起らないと思いますが、出先などでは、三線の置き場所に苦労します。立てかけた三線が倒れカラクイが折れてしまうという事故が起きたりします。
テーブルの上に載せて置くのが一番ですが、テーブルに立てかける場合は、棹の柄の部分をテーブルの縁に載せると滑りやすいので、棹の先の部分がテーブルに載るように立てかけます。壁に立てかけるのは不安定なのでお勧めしません。
出先で手から三線を放す場合ケースに入れるように習慣づけたい物です。
三線の仕舞い方
三線を弾き終わって仕舞う時には、弦は緩めずに、ウマだけを寝かせて、ケースに入れて仕舞ってください。弦を緩めると、調弦しても弦が伸びて音の変化が出やすくなります。
ケースに入れる前に、手油で汚れた棹を柔らかい布で拭いて下さい。
とくに本皮の三線はしまい込んで放って置かれるのが一番良く無いことです。しまい込む事で虫の発生や皮の乾燥が進みすぎて破れる原因にもなりかねません。一週間に一度でもいいですから弾いてあげてください。弾けば弾くほど腕も上がるし、皮も馴染んで響き良くなります。破れる不安も少なくなります。