三線の部分名称  三線の小物  棹の素材  棹の塗り  棹の型(かた)

 三線にはいくつかの型がある。一般的なのは真壁型(まかびー)。次に有名なのは与那城型(ゆなー)。さらに知念大工型(ちにんでーくー)、南風原型(ふぇーばらー)、久葉の骨型(くばぬふぇー)、久場春殿型(くばしゅんでん)などがある。いずれも琉球王朝時代の作で、宮廷の三線親方が命を削って作り出したもの。古人の創意工夫の賜物で、これらを超える型は今のところ出現していない。

久場春殿型(くばしゅんでん)

形は南風原型に近いが、棹が鳩胸に向かって次第に太くなる。天も大きく、三線の中で一番太棹。かつては武器にもなったと伝えられる。 久葉の骨型(くばぬふぇー)、南風原型の三線に属する。天が細く小さく、鳩胸の反りも少ない。

知念大工型(ちにんでーく)

坂中知念型の三線とともに三線工・知念の作といわれる。天の中央が盛り上がって山型になっている。鳩胸も大きくやや尖っている。音が大きい。

南風原型(ふぇーばらー)

一番古い型に属する。天の反りが少なく、鳩胸も小さい。音色が軟らかい。

真壁型(まかびー)

王朝時代後半の真壁親方の作り出した型。名器・開鐘はすべてこの型である。形が優美で、音色と音量のバランスのとれた音。三線というと八割がたがこの型である。

与那城型(ゆなー)

天が厚く、糸蔵の長いのが特徴。真壁型より太棹。とくに江戸上り(えどぬぶい)の時に使用した江戸与那型(えどゆなー)が有名である。それより小さめの小与那型(くーゆなー)など何種類かある。

* 与那城型・江戸与那型の違いは下記の写真でも解るように糸蔵の大きさに有ります  
* 与那城型に比べ江戸与那型の糸蔵は大きくなっています。天の型や大きさは同じです
                  

 与那城型(ユナー)        江戸与那型(エドユナー)

沖縄三線・与那城型     沖縄三線/江戸与那型   

参考文献:正調琉球民謡 三線入門
     手習い 沖縄の三線